おととし7月、札幌すすきののホテルで男性が殺害され頭部が持ち去られた事件で、起訴された親子3人のうち父親の初公判が開かれ、父親は無罪を主張しました。
殺人幇助(ほうじょ)や死体遺棄幇助などの罪に問われているのは田村修被告(61)です。
起訴状などによりますと、田村被告はおととし7月、札幌すすきののホテルの一室で当時62歳の男性が頭部の無い状態で見つかった事件で、殺人などの罪で起訴されている娘の田村瑠奈被告にのこぎりやスーツケースを買って提供したほか、現場まで送迎したなどの罪に問われています。
14日の初公判で、田村被告は「物品の購入は殺害に使うものだとは思わなかった。スーツケースの中身は聞いておらず、中に頭部があると知ったのは家に着いてからだった」などと話し、起訴内容を否認、無罪を主張しました。