去年1年間に日本を訪れた外国人は3600万人を超え、過去最高を大幅に更新しました。年間の消費額も8.1兆円と、これまでの過去最高を大きく上回りました。

 日本政府観光局によりますと、12月に日本を訪れた外国人は349万人で、1964年の統計開始以来初めて単月で340万人を突破しました。

 この結果、去年1年間の訪日外国人旅行者数は3686万9900人となり、コロナ前の2019年に記録したおよそ3188万人を500万人近く上回る過去最高となりました。

 円安傾向が続いていることが要因とみられます。

 国・地域別で最も多く日本を訪れたのは880万人を超えた韓国で、中国、台湾が続きました。

 また、観光庁が発表した去年1年間の訪日外国人による消費額は、初めて5兆円を超えた2023年の1.5倍以上となる8兆1395億円と、過去最高を大幅に更新しました。

 政府は2030年に訪日外国人旅行者数6000万人、消費額15兆円の目標を掲げています。