韓国の非常戒厳を巡り、合同捜査本部が「内乱」を主導した疑いで尹(ユン)大統領を拘束しました。
現在、捜査当局の取り調べが始まっていますが、黙秘を続けているということです。
尹大統領は現在、ソウル近郊の高官犯罪捜査庁で取り調べを受けています。
拘束期限は17日午前10時半ごろまでの48時間で、およそ200ページに及ぶ質問状をもとに取り調べを進め、逮捕の手続きが進む見通しです。
ただ、これまでの間、尹大統領は黙秘を貫いていると捜査当局が発表したほか、取り調べでの録画を拒否していると韓国メディアが伝えています。
また、捜査当局はソウル拘置所に拘留する方向で、現在、警護庁側と協議をしているということです。
尹大統領の拘束を巡って捜査当局は15日午前5時半から、およそ5時間をかけて拘束令状の執行に踏み切りました。
当初、大統領の警護庁側と物理的な衝突も懸念されていましたが、捜査当局側は「積極的に妨害する警護庁の職員はいなかった」と公邸敷地内の状況を明らかにしています。