行政書士の男らに報酬を支払って、多重債務者の債務整理の仕事のあっせんを受けたとして、86歳の弁護士の男が逮捕されました。

 弁護士の古閑孝容疑者はおととし3月、報酬目的で弁護士以外から多重債務者の債務整理のあっせんを受けたなどの弁護士法違反の疑いが持たれています。

 あっせん側で元行政書士の田中良明容疑者(59)ら2人も逮捕されました。

 警視庁によりますと、古閑容疑者は多重債務者270人の紹介を受け、稼いだおよそ1億円の弁護士報酬のうち、3600万円ほどを紹介料として2人に渡していたということです。

 古閑容疑者は「紹介を受けないとやっていけない」としながらも、容疑を否認しています。