「すし」への支出額連続1位の金沢がまさかの首位陥落。衝撃は、すしだでけではありません。
■“寿司の街“首位陥落なぜ
「唐揚げ」や「とり天」がソウルフードとして知られる街。しかし、今年の順位は“衝撃”でした。
30代男性 「いや~!鶏肉と言ったら大分。10位はさすがに言葉が出ない」
総務省が行った2024年の「家計調査」で、鶏肉の購入額が2年連続で全国1位だった大分市が一気に10位まで下がったのです。
80代女性 「テレビのニュースで見て寂しかった。やっぱり鶏肉、唐揚げといったら大分が有名。だから皆食べてほしい」
今回の調査で、1世帯あたりの鶏肉購入額は2万1159円。全国1位だった前の年よりも2982円少なくなっています。
からあげ専門店 丸福 工藤厚憲代表取締役 「数字を聞いてビックリ。他県が物価が上がったことで牛肉などの回数を減らして、手ごろな食材である鶏肉にシフトしたのではないか」
そして、すしでも首位が入れ替わりました。
すしの購入額が2年連続で全国首位だった金沢市。今回の家計調査では4位に後退しました。
外食で、すしにかけた費用は1世帯あたり2万248円。前の年より4468円少なくなっています。
金沢まいもん寿司 新神田店 木下達也店長 「大きいところでは震災の影響があったかと思います。お魚自体はいるものの漁港がつぶれてしまったり、水揚げ自体ができないという状況」
金沢の買い物客 「能登の地震の影響もあったと思う。金沢も1位を戻せるようになりたい」
ちなみに、1世帯あたりの支出額、すしの1位は富山市。鶏肉の1位は熊本市でした。