子どもの「話す力」を育てることをテーマに教育現場での生成AIを活用した新たな取り組みや課題などを発表するシンポジウムが21日午後、東京・港区で開かれました。
シンポジウムは子どもの話す力を育てるための授業や教員向けの研修プログラムを提供する一般社団法人「アルバ・エデュ」が開催し、学校関係者などオンラインも合わせて約250人が参加しました。
冒頭では、これまでの成果が発表され、個別にプレゼンテーションの評価をすることができる対話型のアプリケーションを使った授業を通じて自分の意見を持つことに前向きな割合が増加したことなどが報告されました。
その後のパネルディスカッションでは、文部科学省の武藤久慶教育課程課長らが登壇し、10年に一度となる学習指導要領の改訂などを踏まえ、国内外問わず人前で話すことなどにフォーカスを当てた意見交換が行われました。
参加した人は「デジタルの進化が子どもだけでなく、教師や学校にとっても手助けとなってほしい」と話していました。