埼玉県所沢市の住宅街で道路から水が噴き出しました。老朽化による水道管の破損が原因とみられています。

 道路から水が勢い良く噴き出し、電線の高さほどまで上がっているのが分かります。

 24日午後1時半すぎ、所沢市松が丘で「道路が冠水している」と近くにいた男性から119番通報がありました。

 市の上下水道局などによりますと、道路脇の歩道の下に埋設された飲み水用の水道管から一時、高さおよそ10メートルの水柱が上がりました。

目撃した男性 「しばらくしたら(水が)ドーンと…。あそこの電線くらいまで」

 水道管は1979年に設置されたもので、60センチほどの亀裂が入りました。

 老朽化による破損とみられています。

 噴き出した水はおよそ2時間半後に収まりました。

 この影響で周辺の道路が一時、冠水し、付近の住宅20軒ほどが断水したため、給水車が対応にあたりました。

給水を受けにきた人 「薄い茶色みたいな土が混ざったような感じだった。風呂とかも今は入れないかな」

 断水は午後10時すぎに解消されましたが、道路の復旧作業が続いています。

 現場は西武鉄道所沢駅から南西におよそ2キロの住宅街です。