鳥取県の大山で24日、1人で登山していた56歳の女性が滑落し身動きが取れなくなりました。女性は25日に救助されましたが、死亡が確認されました。大山付近の積雪は平年の約2倍となっています。

 警察や消防によりますと、24日午後5時ごろ、鳥取県の大山で登山をしていた女性から「6合目から7合目付近で滑って道が分からない」と救助の要請がありました。

 要請を受けて警察などが救助に向かおうとしましたが、天候不良のため捜索を断念しました。

 25日午前5時ごろから18人体制で捜索を再開し、午前7時すぎに7合目付近で女性を発見しました。

 女性は県の防災ヘリコプターで救助され、米子市内の病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。

 女性は1人で登山していて、24日午後6時ごろを最後に連絡が取れなくなっていました。

 寒波による大雪で、大山付近の積雪は24日午後5時の時点で247センチと平年の約2倍でした。