イギリス政府はウクライナとロシアで停戦協定が結ばれたらイギリス軍のウクライナへの派遣を検討しています。ただ、イギリス軍は深刻な人員不足が問題となっています。
イギリス ヒーリー国防相 「兵士の士気は記録的な低さとなっていて、2025年に陸軍の人員は7万人を下回る見通しです」
イギリス陸軍の人員は今年、1800年代のナポレオン戦争以来、初めて7万人を下回る見通しです。
これは約230年ぶりの低水準となります。
イギリス軍はひげやタトゥーの制限を緩和したほか、SNSなどを活用して若者への採用活動を強化しました。
しかし、陸軍の人員はウクライナ侵攻が始まった2022年からの2年間だけで約5000人も減っています。
英国王立防衛安全保障研究所 レイノルズ軍事研究員 「(イギリス陸軍が)旅団を展開することは可能かもしれませんが、4000人から5000人規模です。ロシア軍は作戦地域に50万人以上の兵力を展開していることから、ロシア軍の1%以下の規模です」