大麻を密輸したとしてアメリカ国籍の女が起訴されました。成田空港に到着した荷物からは大麻約25キロが見つかったということです。

 アメリカ国籍のシルヴィア・マリー・ペレイラ被告(39)は先月、大麻を含む乾燥植物約1キロを密輸した罪に問われています。

 成田税関支署によりますと、キャリーケース2つとボストンバッグに入れられた黒い袋から大麻約25キロ、末端価格1億2500万円相当が見つかり、税関が今月26日に検察に刑事告発していました。

 成田空港で旅客1人の手荷物による密輸では2006年以降、過去最大の量だということです。

 シルヴィア被告は観光目的といって入国しましたが、荷物が多いことを不審に思った税関職員が確認して発覚しました。

 税関の取り調べに対し、シルヴィア被告は「電話で知人から依頼され、預かって持ってきただけ」と供述しています。