岩手県大船渡市の大規模な山火事は延焼が続いています。市は避難指示エリアを拡大し新たに415世帯の957人増加、合わせて1755世帯の4263人が対象となっています。

 26日、大船渡市の広い範囲で発生した山火事は約1200ヘクタールを焼いています。

 周辺では27日に男性1人の遺体が発見され、住宅など建物への被害は84軒あるとみられています。

 市は避難指示エリアを拡大しました。

 新たに415世帯の957人増加し、合わせて1755世帯の4263人が対象となっています。

 また、28日午後、長野県上田市の山林で火事があり、高齢の男性1人がやけどをして病院に搬送されました。

 正午すぎ、近くの住民から「山が燃えている」と119番通報がありました。

 警察と消防によりますと、枯れ草を燃やしていた池内寿長さんがやけどをしてドクターヘリで病院に搬送されましたが、重傷とみられています。

 「枯れ草を燃やしていて火が広がった」と話しているということです。

 防衛省は来月1日から陸上自衛隊のヘリコプターなどで消火活動を行う予定です。