ネット通販の返金手続きを装い、決済アプリで業者に送金させる詐欺が相次いでいるとして、消費者庁が注意を呼び掛けています。
消費者庁によりますと、被害者はインターネットで数千円から数万円の商品を注文し、支払います。
その後、業者から欠品のため返金したいとメールが届き、LINEのビデオ通話で画面を共有しながらコード決済アプリを操作するよう求められます。
その指示が複雑で、意図せず業者に送金させられるということです。
100万円を超える被害もあり、総額はおよそ6億8000万円に上るとしています。
消費者庁は、「商品が極端に安い」「支払い方法が限られる」「業者の日本語が不自然」などの場合は詐欺の可能性もあるとしています。