津波避難の大切さを伝える恒例イベント「女川復幸男」が行われ140人あまりが町を駆け抜けました。

 「津波伝承女川復幸男」は災害の教訓を楽しみながら共有しようと震災後の2013年に始まり、今回で10回目の開催です。

「逃げろ!」

 東日本大震災で女川に津波が到達したとされる午後3時32分、「逃げろ」の掛け声とともに一斉にスタート!

 同時開催されている「おながわ春のまつり」の会場近くから女川駅へと向かうおよそ240mを一気に駆け抜けます。

 「第10代一番復幸男」の座をつかんだのは宮城県大崎市出身の自衛官、小島涼太郎さん(24)。これで3連覇です。

 小島涼太郎さん「おととし去年と2連覇してきて今年優勝すれば3連覇なんで絶対優勝するぞっていう気持ちで走りました」

 小学生を含む141人の参加者は走りを楽しみながら「津波が来たら高台へ逃げる」という津波避難の基本を確かめていました。