宮城県石巻市の鮎川を拠点とした今シーズンの商業捕鯨が始まりました。

 石巻漁港では、3日午前4時前から石巻市鮎川浜の捕鯨船、「第8幸栄丸」と「第3大勝丸」の2隻が出港に向け、準備を進めていました。

 日本の商業捕鯨は2019年に再開され、今年で4年目です。去年のミンククジラの漁獲量は134頭の漁獲枠に対し91頭で、このうち鮎川港に水揚げされたのは10頭でした。

 出港した2隻は今月20日ごろまで鮎川港を拠点にミンククジラ漁を行い、その後は漁場を北上させながら漁獲枠の133頭を上限に10月ごろまで漁を続けます。

 鮎川捕鯨・伊藤信之社長「いよいよ始まったという思いです。しっかり捕っておいしいミンククジラを石巻発、宮城県発で全国の皆さんにお送りしたいと思います」