宮城県石巻市の鮎川港を拠点に行われていた今シーズンの商業捕鯨は、クジラが見つからず水揚げが無いまま終了しました。

 日本の商業捕鯨は、2019年に再開され2022年で4年目です。2021年は鮎川港に10頭が水揚げされました。

 2022年は3日から鮎川港を拠点に三陸沖で漁が行われていましたが、水揚げが無いまま、17日に終了しました。

 鮎川港に水揚げが無いのは、商業捕鯨が再開してから初めてです。

 捕鯨会社によりますと、ミンククジラの餌となるコウナゴやメロウドが少なかったことが原因だということです。

 今後は拠点を八戸や釧路に移して漁が行われる予定で、19日に石巻漁港から4隻の捕鯨船が八戸に向けて出港しました。

 ミンククジラの漁は8月まで行われる予定です。