エンゼルスの大谷翔平選手が二刀流で活躍する中、元祖二刀流として知られるのが野球の神様ベーブ・ルースです。

 仙台市八木山動物公園に設置されているベーブ・ルース像の原型が、仙台市に寄付されました。

 1934年、大リーグ選抜チームが来日し、仙台で日米親善野球が開催されました。

 試合が行われたのは当時の八木山球場、現在、八木山動物公園がある場所です。

 阿部美里アナウンサー「その試合でベーブルースは来日第1号となるホームランを放ちます。打球はこの辺り、当時のスコアボードの右に落ちたと言います。その落下地点に建つのがベーブ・ルースの銅像です」

 銅像が建てられたのは2002年。遺族の許可を得た、日本でただ一つの正確な等身大の像です。

 寄付された原型は石膏製で、台座やバットなど6つに分かれています。

 破損した銅像を復元し、現在の場所に設置する場合に限って利用できます。

 寄付の主なきっかけは、3月の地震です。破損した政宗騎馬像の原型があったことで復元が可能になったと知り、ルース像の原型を仙台市に寄付することを決めました。

 ベーブ・ルースの像を建てる会大槻正俊さん「万が一ベーブ・ルース像に傷がついたり壊れたりしたらどうしようと思っていたので、非常に安心しました」