宮城県が8月5日から始めた抗原検査キットなどによる自主検査で18日までに陽性とされた人は6170人でした。この期間の感染者数の16%にあたります。

 これは19日に開かれた県議会環境福祉委員会で報告されたものです。

 県は発熱などの症状が出た人に抗原検査キットを配布し、陽性の場合には結果の写真などを電子データで送ってもらい患者として登録しています。

 県の報告によりますと8月5日から18日までの2週間で6170人が登録したということです。6170人は、この期間の感染者数の16%にあたります。

 また、新型コロナに感染したことのある県議からは、検査キットの配布対象を濃厚接触者まで広げてほしいとの意見も出ました。

 県の担当者は「心配は気持ちとしては分かるんですけれども、症状が無い濃厚接触者はこれまで通り健康観察をお願いしたい」と回答するに留まりました。

 県が配布する検査キットの上限は1日5000個で、現在は若干の余裕があるということです。