仙台市は全数把握の見直しを受けて、独自の対策を発表しました。3日から報告の対象外となった人など自宅療養者を対象に、オンラインで医師の診療を受けられるようにします。
仙台市保健所白岩靖史参事「なかなか医療につながれない方々への安心安全のためにですね、日中でも夜間でも必要に応じて医療につながる仕組みを今回ご用意させていただいた」
仙台市は全数把握の見直しを受け、少しでも患者の不安解消や支援につながればと、体調が悪化した自宅療養者を対象に、3日から24時間無料で医師によるオンライン診療を受けられるようにしました。
仙台市の健康フォローアップセンターに常駐する看護師が、自宅療養者の相談を24時間電話で受け付けていて、医師による診療が必要かどうか判断します。
必要と判断された場合は、看護師が医師を手配し、自宅療養者に専用のURLを送りパソコンやスマートフォンを通じてオンラインで診察や薬の処方を行います。
処方された薬は、市内6カ所の薬局から地元のピザチェーン、ストロベリーコーンズによって配達され、翌日には患者の元に届けられます。
仙台市保健所白岩靖史参事「普段はピザを宅配しているが、こういう注文が入ったらピザを届けに行くんじゃなくて、お薬を我々の依頼に基づいて取りに行っていただいて患者さんのご自宅に置き配で非接触で届けてもらう」
仙台市の担当者は、全数把握の見直しで保健所や医療機関とのつながりが薄くなる人もいると思うので、自宅療養者の支援を拡充し不安を解消していきたいと話していました。