新鮮なサンマを全国に届ける生さんまゆうパックについてです。宮城県の気仙沼郵便局では、十分なサイズのサンマが確保できないとして、2022年は発送を取り止めました。

 6日午前6時ごろ、気仙沼港には大型のサンマ漁船が4隻入港し約131トンが水揚げされました。

 水揚げ量は前年の同時期と比べ増えているものの、小ぶりなものが大半を占めているということです。

 このため気仙沼郵便局では、毎年恒例となっていた気仙沼産のサンマを全国へ届ける生さんまゆうパックの発送を取り止めました。

 小ぶりなサンマは、塩焼きや刺身で食べられる贈答用には向かないため断念したということです。

 気仙沼郵便局総務部三浦廣喜課長「今現在小ぶりなサンマが多いので、どうしてもこれを発送となると難しい。ご迷惑をおかけするので、今回は中止という判断をさせていただきました」

 生さんまゆうパックは、気仙沼郵便局が震災からの復興を後押ししようと2011年から行っていて、発送が見送られるのは水揚げ量が急激に落ち込んだ2019年に続き2回目です。

 気仙沼郵便局三浦廣喜課長「やむ終えないところがありますけども、2023年は是非挽回して、水揚げがあればやっていきたいなという思いはあります」