8カ月前の2月7日、宮城県大崎市鳴子温泉にある巨大こけしの頭の部分が落下しました。このこけしが、クラウドファンディングにより年内に修復されることになりました。
大崎市鳴子温泉でこけしを販売する岩下こけし資料館で2月7日、店先にあった高さ6メートルのこけし2体設置のうち、1体の頭が落下してしまいました。
落下前に50センチほど積もっていた、雪の重みが原因とみられています。
こけしの頭は、今もほぼ同じ場所に保管されています。
資料館の社長、遊佐さんが撤去するか復活させるか悩んでいたところ、客からアドバイスを受けました。
岩下こけし資料館遊佐妙子社長「クラウドファンディングという方法がありますと、お客様から教えていただきまして。それに挑戦してみようかなという感じになってきました」
遊佐さんは、修復費用の220万円のうち100万円をクラウドファンディングで募ることにして、9月28日に募集を始めたところわずか2日間で目標額を達成、10月6日時点で募金額は160万円を超えました。
客からの要望もあり、遊佐さんはもう1体のこけしも補強するため募集を続けることにしています。
岩下こけし資料館遊佐妙子社長「皆様に思った以上にご協力していただきまして、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」
名物のこけしは観光客から大人気で、この日も落ちたこけしを見ようと県外から訪れた人もいました。
観光客「早く修復してあげられればと思っています。きれいになったところでまた見てみたい、また来たいと思ってます」
年内には修復が完了し、復活した巨大こけしがお披露目される見込みです。