10月は「乳がん月間」です。乳がんの知識を深めてもらおうというイベントが仙台市内で開かれました。

 このイベントは「ピンクリボン仙台推進委員会」が開いたもので、東北医科薬科大学の鈴木昭彦教授らが、乳がんの早期発見や早期治療の大切さについて講演しました。

 乳がんは、日本人女性の9人に1人がかかると言われていて、昨年度は、全国で約11万人が診断を受けました。

 鈴木教授は、乳がんがリンパ節に転移する前に早期発見すれば、10年後の生存率は90%以上だとして、定期的な検診の重要性を説明しました。

 東北医科薬科大学・鈴木昭彦教授「乳がんっていうのは、早期発見っていうのが死亡率の低下に直結しますので、検診で早期発見するのが非常に有効ながんであるということがお分かりいただける」

 2021年度の宮城県内の乳がん検診の受診率は、コロナ禍で外出を控える人が増えたことなどから、コロナ前の2019年度と比べて3.5パーセント減少しています。