東日本大震災で被災した仙台市宮城野区の海岸にかつての豊かな緑を取り戻そうと、近くの小学校が海辺の植物を植える活動を行いました。

 20日、宮城野区の砂浜で植栽活動を行ったのは岡田小学校の5、6年生51人です。 

 この学校では、6年前から総合的な学習の一環で、震災前の緑あふれる海岸線を蘇らせようと、かつて群生していたハマヒルガオやハマナスなど10種類の植物を砂浜に植える活動を続けています。

 20日は地域のボランティアの協力を得ながら、2021年秋に海岸で集めた種から学校で育てた10種類の苗を、堤防下の砂浜に一株ずつ丁寧に植えていました。

 児童「結構難しくて歴代の人たちもずっとやってきたんだなと思った。ここら辺がハマヒルガオとかの花でいっぱいになってほしい」「これからもハマヒルガオプロジェクトが後輩たちにどんどん続くといいなと思った。たくさん海浜植物が育つようになってきて、それを見る人たちがきれいだなと思ってもらいたい」

 植栽の後には、次の世代にプロジェクトをつなぐため、砂浜の植物から種を集める活動や清掃活動も行いました。