東北電力は、火力発電の燃料の高値が続いていることを理由に、値上げに国の認可が必要な規制料金を2023年度早々にも値上げする方針を示しました。
国の認可が不要な自由料金の値上げは既に決めており、規制料金の値上げが認められれば2013年以来の全面的な値上げとなります。
東北電力樋口康二郎社長】「大変苦渋の決断ではありますが、小売り規制料金についても値上げをせざるを得ないと判断し、国への認可申請に向けた準備を進める」
電気料金は大きく2種類あります。電力会社が自由に料金を設定できる自由料金と、値上げの際に国の認可が必要な従来型の規制料金です。
東北電力は、このうちの規制料金について2023年度の早いタイミングでの値上げを目指し、国への申請準備を進めることを明らかにしました。
値上げ幅は未定ですが、1割以上を目指すということです。
一方、国の認可が不要な自由料金では、家庭向けの代表的なプランで12月から28%値上げ、企業向けは12月以降16%から18%値上げします。
規制料金の値上げが国から認められれば、2013年以来の全面値上げになります。