宮城県七ケ浜町で、津波から命を守るための備えについて考えるシンポジウムが開かれました。

 6日に開かれたシンポジウムには、町民ら約150人が参加しました。

 県が5月に公表した新たな津波浸水想定では、七ヶ浜町の菖蒲田浜で最大9・4メートルの高さの津波が想定され、町内の浸水の範囲は東日本大震災より広くなるとされています。

 東北大学の佐藤翔輔准教授は、時間帯や条件を変えて避難訓練を行い、課題を検証することが大切だと指摘しました。

 東北大学災害科学国際研究所・佐藤翔輔准教授「本当にそういった状況で避難ができるのか、できないかを(訓練で)確かめなければ、それが本当に心配かどうかなんて分からないわけですね」

 参加した人「私自身も菖蒲田で被災したので、どうしても震災ってなると心がね、思いがこうあるのでやはり、こういったふうに聞くということはとっても大事だと思います」