宮城県が主導する4病院再編構想で、仙台赤十字病院などが市外に移転した場合、市内の他の病院の救急患者の受け入れが、疾患によっては約13%増えるとみられることが分かりました。

 これは、7日夜に開かれた仙台市の医療体制を検討する有識者会議で、市が示しました。

 仙台市が救急患者を受け入れている市内の病院のデータを基に試算したところ、仙台赤十字病院と東北労災病院が市外に移転した場合、他の病院の救急患者が呼吸器系疾患では年間で約13%増えるということです。

 仙台市医療のあり方検討会議安藤健二郎座長「(仙台赤十字病院などが)遠くに移転するとやはり少なからず影響があるだろう。残された病院に負担がかかる」

 出席した専門家からは、救急医療体制の確保について懸念の声が出ていました。