宮城県大崎市では、正月用の門松づくりが盛んに行われています。

 大崎市古川の造園業、泰花園では40年ほど前から門松を作っています。

 わらでできた台座の中心に竹を据え、その周りに青々とした松の葉を刺して笹や南天を飾っていきます。

 作業は11月下旬から始まり、従業員総出で22日までに70対の門松を作るということです。

 サイズは高さ100センチから180センチまで4種類で、自社で栽培したクロマツを使っているのが特徴です。

 門松を作る業者は30年ほど前まで古川地域でも10軒以上ありましたが、今では高齢化により2軒だけに減ったということです。 泰花園佐々木吉教さん「良い年でありますようにというのが一番ですよね。合わせて皆さんの健康とご多幸を祈りながら作ってます」

 完成した門松は仙台の市場に出荷するほか、毎年注文がある地域のなじみ客に販売するということです。