今回は3年ぶりに行動制限のない年末年始となり、宮城県松島町では観光客でにぎわいました。観光客数が新型コロナ感染拡大前の水準にまで戻ってほしいと、関係者は期待を寄せていました。
日本三景松島の3日の様子です。土産物店などが並ぶ通りは、多くの観光客でにぎわっていました。
観光客「2年ぶりくらいの旅行ですね。やっとそろそろ旅行できるかなって思ってます」「かまぼこ焼いたりとか、松島らしい楽しみ方、海鮮楽しんだりとか色々しました。楽しかったです」
松島観光物産館では、年末年始の売り上げが前年度より2割ほど増え、新型コロナの感染拡大前の8割ほどまで回復したということです。
松島観光物産館井上博文店長「厳しいコロナ禍の3年ではありましたけれども、やっと気持ちの上でも少し、旅行してもいいんだというマインドが上がってきているような感じはしますので、1年を通してお客様がいらっしゃるように期待はしております」
松島で遊覧船を運航する丸文松島汽船では、年末年始の客足は感染状況が落ち着いていた前年度とほぼ変わらず大きく減ることは無かったということです。
年末の利用客の中には、12月に仙台空港に到着したタイからのチャーター便で訪れた外国人観光客もいたということです。
丸文松島汽船松島営業所矢部善之所長「とても感慨深いものがありまして、12月29日で(タイの観光客のバスが)6台、1月2日で7台の団体のお客様が来ていただいて皆様に笑顔でお帰りいただきました」
18日には台湾と仙台空港を結ぶ定期便が再開することから、既に多くの予約が入っているということです。
国際線の運航が本格的に再開し、かつてのように外国人観光客が戻ってきてほしいと期待を寄せていました。
丸文松島汽船松島営業所矢部善之所長「1月2月3月でだいたい台湾の団体さんで40組位のご予約が来ています。松島町の観光施設、旅館関係、皆さん同じ思いだと思うんですけども、とにかく一人でも多くお客さんに来ていただければいいなと思ってると思います」