新春を祝い、宮城県の政財界人が集う新年の集いが3年ぶりに開かれました。「2023年の宮城は?」をテーマに県を代表する経済人に展望を聞きました。
仙台市と仙台商工会議所が主催する新年のつどいは、宮城野区の仙台サンプラザを会場に3年ぶりの開催となりました。コロナ前の8割に当たる1078人が参加しました。
経済界のキーマンたちに「今年の宮城は?」をテーマに、天気マークでの予報とキーワードで2023年の宮城の経済を占ってもらいました。
まずはじめに2022年11月、仙台商工会議所第25代の会頭に就任した藤崎の藤﨑三郎助会長にとっての2023年の宮城を聞きました。
藤﨑三郎助会長「天気的には晴れ時々くもりか晴れたり曇ったりか」
晴れたり曇ったりの中でも目指したいのは。
藤﨑三郎助会長「新しい試みであるとか歩みをきっちり進めていくということで、『前進』。早くコロナを終焉して普通の形で生活ができるように、いろんな意味でお手伝いをしていきたい」
一方、アイリスオーヤマの大山健太郎会長の天気予報は「晴れ」。更に2023年はインバウンドに期待を込めます。
大山健太郎会長「2023年はね、コロナも収まってインバウンドで元気な仙台になると期待をしております。(年末から)円高。2022年は円安で苦労したので、そういう点では景気も持ち直すのではと期待」
同じくインバウンドに期待を込めるのは、若林区の津波集団移転跡地に商業複合施設アクアイグニス仙台を2022年オープンした、建設会社深松組の深松努社長です。
深松努社長「2022年、コロナでインバウンドの方、誰も来てないですよね。2023年ようやく1月から台湾便が飛び始めてタイも来てくれるだろうと、ようやく初めて海外の方が被災した場所を直に見られる環境が整ってくる。いい復興ができたと言われるように軌道に乗せていきたい」
東北電力の樋口康二郎社長は、3年ぶりの新年のつどいの開催や、仙台初売りのにぎわいから景気は戻りつつあるとし、現在は雨、とする天気を曇りと予想しました。
樋口康二郎社長「その理由はやはり、物価高、後は私どもの電気料金を含めてあらゆるものが値上がりしている。生活をしていく上では、物価その他もろもろが安定しているということが一番気持ち的には楽になるのではないかと思います」
七十七銀行の小林英文頭取は、2023年の空模様について。
小林英文頭取「2023年は曇りでスタートした。少し前半雨が降ることも小雨くらいはあると思いますが後半良くなると、少し晴れ間も見えるだろうということです。物価上昇も落ち着いてくるだろうということもある。日本だけでなく世界でも落ち着いてくるだろう。その中で企業の努力、生産性向上だったり賃上げだったりで物価上昇も少しずつ緩和していくのだと思います」