宮城県産のりの価格高騰は、仕入れ価格の上昇となって弁当店にも影響を及ぼしそうです。
石巻市の弁当店です。ボリューム満点なのり弁当をはじめ、15種類のおにぎりが人気のお店です。
商品には、東松島市鳴瀬産ののりが使われています。
野田や野田惠一店主「つやがあって、きれいなのりです」
こちらの店では、1カ月当たり約3500枚ののりを使用しています。のりの卸業者はこのまま価格高騰が続けば、早ければ4月の納品分から現在の2倍近い価格で取り引きせざるを得ないと言います。
野田や野田惠一店主「おにぎりって、のりでほとんど値段が決まってる。いくら高くてものりは付けなくてはならないだろうし、高いからと言って半分使うわけにもいかないし」
おにぎりは1個140円から220円。光熱費や材料費が値上がりするなか、子どもや学生でも購入しやすい値段を維持しようと、価格を変えずに販売してきました。
野田や野田惠一店主「入札が終わって、どうしてもとなったら、やっぱり申し訳ないんだけど上げなくちゃならないんですけども、それまでは頑張りたい」
こちらの弁当店では10年間、おにぎりの価格を上げずに営業してきたということで、もし値上げに踏み切らなければならない場合は客離れが不安と話していました。