宮城県が2022年5月に公表した、新たな津波浸水想定を受けての動きです。東松島市は、津波が起きた際に避難できるタワーを市内に初めて整備することを決めました。
渥美巖東松島市長「何とかして命を助けるものっていうことを考えて、基本的には垂直避難できるものが必要じゃないかということ」
13日に開かれた定例会見で、渥美巖東松島市長が明らかにしました。
東松島市では、2022年5月に県が新たに公表した津波の浸水想定で、市内に16カ所ある津波避難場所全てが浸水する恐れがあることが分かり、避難方法などを検討していました。
津波避難タワーは2024年度に矢本運動公園の中に整備する予定で、市では設計費用などとして新年度予算案に1030万円を盛り込みました。
仙台市などは沿岸部に津波避難タワーを整備していますが、東松島市が整備するのは初めてです。
東松島市民「(震災当時は)国道すごかったらしいのね混んでてね。安心ですね、はい。もう私は不安だったので」
東松島市では、今後沿岸部から内陸部に向かう避難道路の整備なども検討しているということです。