震災後、宮城県南三陸町を訪れ住民と交流を続けている長野県の寺の住職が、南三陸町で十三回忌の法要を行うとともに、きずな餅と名付けた餅を振る舞いました。

 力強く餅をつくのは、長野県高山村の光西寺の真出智真住職です。

 真出住職は、十三回忌の法要を前に住民にふるまう餅をつきました。

 真出住職は震災の後、南三陸町で支援を続け9年前からは、きずな餅と名付けた餅を振る舞っています。

 その後、法要を行い震災で亡くなった人たちの霊を慰めました。

 法要が終わると、つきたてのきずな餅を使ったおしるこを訪れた人たちに振る舞いました。

 「おいしい、いつも機械でばかりしてるから、手でついたからすんごい弾力も」「とてもおいしいです。つき立てだものね」

 真出智真住職「皆さんがこうして喜んでくれた。それだけで実にありがたい。向こう(長野)でしっかり汗を流してきたものを持ってきたい。それをすることで寄り添うことになると思う」