観光ガイド中の災害に備えようと、宮城県の松島高校の生徒が地震や津波を想定した避難訓練を行いました。
松島高校では、3年前から観光科の生徒が観光ガイド中の災害に備える訓練を行っています。
13日の訓練は、松島沿岸の案内中に、震度5強の地震が発生した想定で行われました。
けがをして歩けない観光客役の2年生を観光ガイド役の3年生が背負うなどして、一次避難場所の松島防災センターに避難させました。
宮城県が2022年に公表した新たな津波浸水想定では、この施設も最大3メートル浸水する恐れがあるため、大津波警報の発令を受けて更に高台を目指して避難しました。
佐々木海虎さん「自分の班が一番時間がかかってしまったので、もう少し素早く行動できればいいなと思いました」
岩本朝貴主幹教諭「津波警報が出たら一時避難所に行くのではなく、まず高台に逃げるというような臨機応変さを身に着けていく必要がある」
松島高校の生徒は、28日から実際に観光客のガイドを始めるということです。