災害時に役立つ技術やグッズを紹介する展示会が4年ぶりに開かれ、最新の技術を用いた製品がそろいました。
仙台市青葉区のアエルで26日から始まった震災対策技術展東北には、防災グッズを販売する企業など計43団体がブースを出しました。新型コロナの影響で4年ぶりの開催です。
川原千夏子記者「こちらのブースでは、ダンプトラックの運転をVR技術を使った映像で実際に体験をすることができます」
バーチャルリアリティ=VRのシミュレーションソフトを開発するこちらの企業では、自治体が発表するハザードマップを3次元に可視化した映像や、重機の運転を想定したシミュレーターを紹介。
このシミュレーターは、パソコンのVR映像を見ながらハンドルとアクセル、ブレーキを操作し、工事現場のほか災害時の復旧作業や除雪車の運転操作を訓練することができます。
フォーラムエイト佐藤浩之さん「私どもも前回の震災防災技術展に出品しておりまして、VRの技術というのは特に注目をしている分野でございますので、注目を持ってみていただいている」
会場では各自治体のハザードマップが配布され、特に宮城県の浸水マップは県が2022年5月に津波の新想定を公表したことを受け、改訂した自治体が多く複数の自治体のものを集める人の姿もありました。
更に災害を学ぶ学科として全国に2番目に設置された多賀城高校災害科学科もブースを出し、日頃の活動状況を2年生の生徒が説明していました。
このほか、ポリ袋を使い災害時に洗い物をなるべく出さず調理できる防災食も紹介されていました。
この展示会は27日まで開かれています。