マイナンバーカードをめぐるトラブルが相次ぎ、不信感が広がっています。宮城県では不信感を理由とするカードの返納が、この2カ月で79件あったことが分かりました。
10日の会見で村井知事が明らかにし、県の担当者が仙台市を含む宮城県の市町村から聞き取ったところ、カードへの不信感を理由とする返納が5月から6月にかけて少なくとも79件あったということです。
マイナンバーカードをめぐっては政府が普及を急ぐ一方、他人の健康保険証や年金情報とひも付けられるなどトラブルが相次いでいます。
村井知事「全体の数、県民に普及している数からすると大きな数ということにはならないと思っている。返納という選択はされない方がいい。いずれ持たざるを得なくなりますので、返納してメリットは特に無いだろうと」
県はカードと連携した独自のスマートフォンアプリなどマイナンバーを活用した様々な施策を計画していて、カードの普及を進めたい考えです。