老朽化のため2022年に解体された、慶長遣欧使節船サン・ファン・バウティスタ号の復元船を紹介する企画展が、宮城県石巻市で開かれています。
企画展は、石巻市の震災遺構門脇小学校で開かれています。
1993年に建造され、2022年に老朽化のため解体された慶長遣欧使節船サン・ファン・バウティスタ号の復元船を紹介するパネルなど、約45点が展示されています。
企画展は、震災被害からの再生をテーマとしていて、被災状況や修復の様子なども紹介されています。
船の傾きを計測する機械です。震災の津波では最大37度を記録し、その威力を伝えています。サン・ファン・バウティスタ号は現在、繊維強化プラスチック製で4分の1サイズの後継船が建造されていて、2024年度中に完成し公開される予定です。
訪れた人「維持するのが本当は大切なのかもしれないけど、それでもみんなの記憶の中でつなげることも大切なので、こういった展示会はこれからもずっと続いていったらなと」
この企画展は、9月24日まで開かれています。