宮城県大崎市の小学校で50年前に校庭に埋めたタイムカプセルが30日に開封され、半世紀前の記憶がよみがえりました。

 大崎市の古川第一小学校では、1973年に開校100周年を記念してタイムカプセルを校庭の記念碑の下に埋めました。

 記念碑には、50年後にカプセルを開封するよう刻まれています。

 タイムカプセルを埋めてから50年が経ち、当時の小学生が次々と集まってきました。

 当時6年生「昔の自分に会うのが楽しいような怖いような、そんな感じですかね」「ずーっと50年間楽しみにしてましたた、入れた物も覚えているので。亀が3匹いて開くと亀が動くグリーティングカードを作って埋めた記憶があるんですよね」

 卒業生ら約100人が見守る中いよいよタイムカプセルの開封です。

 残念ながらカプセルの中に水や泥が入ってしまっていましたが、文集のようなものや給食で使っていた食器などが出てきました。

 思い出の品々は体育館に運ばれ、泥などが取り除かれました。

 当時の児童の声が記録されていると思われるオープンリールテープなど、約50点が確認出来ました。

 写真のアルバムや作文は、乾燥させた後に確認するということです。

 当時6年生「洗浄して作文とか色々出てくると思うので、また楽しみが増えました」

 畠山基一郎さん「期待していたり期待と違っていたという思いもあるかもしれませんが、50年間の時を経たものを見ることができたということで本当に感慨深く大変ありがたく思っております」