今シーズンのサンマ漁の見通しが示されました。過去最低の水揚げ量だった前年と同程度の低水準で、不漁の状態が続きます。

 水産庁は毎年6月から7月にかけて北太平洋のサンマの分布などを調べ、その年のサンマの来遊量や魚体の大きさなどを予測しています。

 7月31日に石巻市の宮城県水産技術総合センターで水産関係者を対象とした研修会が4年ぶりに開かれ、今シーズンのサンマ漁について見通しが示されました。

 それによりますと2023年、日本の漁場に来るサンマの資源量は、過去最低の水揚げ量だった前年よりも20万トン以上少ない94万トンと推定され、依然として厳しい状態が続くということです。

 水産加工会社「サンマの代わりの魚種を探して数年経ちますけども、なかなか同じような売り上げだったり、取引ができてないのが現状ですので、やはり早くサンマが取れてくることは願ってるんですけども」

 魚の大きさは前年より大きくなる見通しですが、例年よりも小ぶりな傾向が続くということです。