福島第一原発で処理水の海洋放出が始まったことに関連し各地で中国からとみられる迷惑電話が相次いでいる問題で、仙台市にもおよそ60件寄せられていたことが分かりました。

 仙台市によりますと、処理水の海洋放出が始まった24日から28日までに区役所や東京事務所に対し、中国からとみられる迷惑電話があわせておよそ60件かかっていたことがわかりました。

 中には日本語で「処理水の放出をなぜ行うのか」との音声が流れるものもあったということです。

 郡仙台市長「極めて遺憾なことだと思います。引き続き関係機関に正確な情報発信に努めてもらい、このようなことに毅然とした対応をとっていただきたい」

 水産庁によりますと原発周辺で採取された魚のトリチウムの濃度は、検出できる限界値を下回る「不検出」が続いています。