東京電力福島第一原発で24日から始まった処理水の海洋放出について、村井宮城県知事は風評被害を減らすため、県庁の食堂のメニューで宮城県や福島県の水産物をPRする検討を始めたと明らかにしました。

 村井知事「宮城県庁の食堂で1年間を通じて福島県産、宮城県産の海産物を出してもらえるように、食堂は委託しておりますので、委託業者さんと打ち合わせてほしいと言いました」

 村井知事は、自身や県議会議員がこうした水産物を一緒に食べ、安全性の発信に取り組みたいとの考えを示しました。

 24日の処理水の海洋放出の前後から、国内の観光施設などに中国からとみられる迷惑電話が相次いでいることに苦言を呈しました。

 村井知事「非常に遺憾に思います。非科学的な根拠によるものでありますので、我々としてはそういったようなことを容認することは到底できないだろうと」

 県は28日から当面の間、水産物の価格下落など今回の放出による影響を受け付ける
電話相談窓口を設けました。
 宮城県漁業経営相談窓口
 仙台 022-365-0192
 東部(石巻)0225-95-7914
 気仙沼 0226-22-6852