10月に入り朝晩の気温がぐっと下がり、宮城県も秋めいてきました。記録的な暑さの影響で開花が遅れていたヒガンバナがようやく石巻市の寺で見頃を迎えました。

 石巻市の長谷寺はヒガンバナが境内や丘の斜面に数多く咲くことから、ヒガンバナの寺として親しまれています。

 住職が30年ほどかけて株分けして育てた花は、20万本以上になりましたが、猛暑の影響で10日ほど開花が遅れていました。

 「とても素晴らしいです。いい景色を見ることができてうれしいです」

 園芸に関する問い合わせに応じる仙台市の緑の相談所によりますと、葉が地上に出ていないヒガンバナは地面の温度の影響を直接受けやすく、高温になると花芽の発育を抑えてしまうと言われています。

 長谷寺永松泰信住職「この暑さで遅いですね。9月の中旬ごろから咲きますが遅れてましたね。見頃の時に是非、お出でいただきたいと思います」

 境内には黄色いヒガンバナも咲いていて、写真の愛好家なども訪れるということです。 長谷寺のヒガンバナは10日ごろまで楽しめます