アワビやウニなどの高級食材の密漁を防ごうと、宮城県南三陸町の志津川漁港で対策訓練が行われました。
訓練は、南三陸町で11月からアワビ漁の本格的なシーズンが始まる前に行われ、県漁協や海上保安庁、警察などが約50人が参加しました。
沖合で密漁が疑われる不審な船を漁協の監視船が発見した想定で行われ、通報を受けた県警の警備艇や海上保安庁のヘリが不審船を追跡し、漁港へと追い込みました。
上陸した密漁者を海上保安庁の職員や警察官が制圧して、現行犯逮捕に至るまでの流れを確認しました。
南三陸町密漁防止対策協議会行場博文会長「海水浴や海に遊びに来たときに分からないで取っている方もいると思います。生産者が困りますので協力をよろしくお願いします」
県警によりますと、2023年の密漁の検挙数は、9月末までで5件ということです。