宮城県栗原市にある酒蔵で、この冬の酒米を蒸す作業が終了し甑(こしき)倒しの神事が行われました。

 栗原市にある一ノ蔵の金龍蔵では、12月1日から杜氏や蔵人が泊まり込みで酒造りを行っています。

 この冬の酒米を蒸す作業が終了したことを祝い、甑倒しの神事が行われました。甑は酒米を蒸す器で、シーズンの作業が終わると洗って横にすることから甑倒しと呼ばれます。 出席者は、蔵人が扮する釜神様に感謝し仕込み唄を奉納しました。

 一ノ蔵金龍蔵照井丸實杜氏「夏の高温障害でお米がちょっと硬くて砕けやすいことで、非常に気を使ってやってました」

 蔵では、2月末まで仕込みと搾り作業が行われます。