春の交通安全運動に合わせ、宮城県では踏切事故防止を呼び掛けるキャンペーンが始まっています。宮城県には警報機や遮断機が無い踏切もあり、危険性が懸念されています。

 キャンペーンは毎年この時期に行われていて、青葉区小田原3丁目のJR東北線と仙山線が並行する踏切でJRの職員らがちらしを配るなどして注意を呼び掛けました。

 踏切事故を防ぐためには、警報機が鳴り始めたら踏切に入らないことや異常だと思ったら非常ボタンを使うことが大事だということです。

 宮城県では、2023年に3件の踏切事故が起きています。

 6日には、群馬県高崎市の踏切で小学4年生の女の子が列車にはねられて亡くなる事故がありました。列車の接近を知らせる警報機や遮断機が無い第4種踏切で、事故の危険性が高いとされています。

 宮城県には第4種踏切が16カ所あるほか、警報機はあるものの遮断機が無い第3種踏切も4カ所あります。

JR東日本では、住民や自治体と協議して危険な踏切の撤去や危険な踏切の撤去や、警報機・遮断機の設置を進める方針です。