沖縄県での去年12月と今年5月のアメリカ軍兵士による性的暴行事件を巡り、外務省は沖縄県だけでなく防衛省にも事件の情報を伝えていなかったと明らかにしました。

外務省担当者 「外務省としては、その情報の性質に関する捜査当局の(公表しない)判断を踏まえて、(沖縄)県や防衛省に対しては共有しなかった」

 立憲民主党の会合で外務省は、事件について「日米間では適切にやりとりがあった」としたうえで、防衛省に伝えなかったことについては「情報の性質を踏まえ、広く共有されないべきだと判断した」と説明しました。

 防衛省は「いつ、どのような形で把握したかは控える」と答えました。

 いずれの事件も報道されるまで県に連絡はありませんでした。