宮城交通とミヤコーバスは赤字解消などのため、路線バスの運賃を2025年3月に引き上げる改定を東北運輸局に申請しました。
申請が認められた場合、平均の引き上げ幅は宮城交通で14.96%、ミヤコーバスで13.69%です。
各路線では30円から120円引き上げられます。初乗り運賃は現在の160円から40円上がり200円となります。
ただ、仙台市中心部で一律120円で運行している宮城交通の仙台駅前から県庁市役所前の区間は運賃を据え置く方針です。
宮城交通とミヤコーバスは運賃引き上げの理由について、利用者の落ち込みや物価高騰による赤字解消と不足している運転手など労働力を確保するためとしています。
2社は「地域の足としての路線バス事業を安定的に継続していくため、運賃改定が必要と判断した」として理解を求めています。
運賃改定は、消費増税を除けば2017年以来約8年ぶりとなります。
路線バスをめぐっては、仙台市バスも再来年の10月から平均で約15%の運賃引き上げを予定しています。