地震の影響は、東日本大震災の伝承活動にも及んでいます。語り部はキャンセルが相次いでいて、現地に来られない人にはオンラインの利用を進めています。

 宮城県石巻市内で語り部などの震災伝承プログラム行っている3.11みらいサポートでは、予約のキャンセルが相次いでいます。 東北新幹線の一部区間が不通となっている影響で、修学旅行や企業の研修などこれまでに6件、約150人のキャンセルがありました。

 3.11みらいサポート高橋正子さん「ライフラインに大きな影響は無くて、私どもは通常の生活を少しずつしている状況で、移動手段が無いということで来れないというのは、伝えられないということが辛いですね」

 こちらの団体では、新型コロナの感染拡大により利用者数が落ち込み始めた2年前から語り部をオンラインで配信していて、今回キャンセルした人たちにもオンラインの利用を案内しています。

 また、石巻市南浜町にある、みやぎ東日本大震災津波伝承館では、大型のガラスが割れるなどの被害があり、現在臨時休館となっていて再開のめどは立っていません。