２日の宮城県内は、大気の状態が非常に不安定で午後になると各地で天気が急変し、雷を伴った激しい雨となったり、ひょうが降ったりしました。夜遅くにかけて天気が急変しやすく、落雷や突風などに注意が必要です。

　２日の県内の最高気温は、丸森で２６．２度、蔵王で２６．０度、白石で２５．４度と３つの地点で夏日となったほか、仙台も２０度を超え、日傘を差す人の姿が見られました。

　しかし、正午過ぎ、仙台市青葉区の茂庭から仙台市中心部の方をとらえた映像では、空があっという間に、黒く厚い雲に覆われました。

　午後０時半ごろの仙台駅前の様子を早送りした映像です。雲に覆われ雨が降り出し、その後３０分後には晴れ間が戻りました。

　県内は寒気を伴った低気圧の影響で大気の状態が非常に不安定となり、局地的に激しい雨が降り、東部仙台では一時、大雨警報も発表されました。

　正午過ぎに仙台市泉区南中山で撮影された映像です。降ってきたのは、ひょうです。地面や車の屋根に当たり、激しい音を立てています。拾い上げると１センチほどの大きさがありました。

　また、各地で落雷も確認されました。東北電力によりますと午後０時半頃、落雷で送電設備が壊れ、富谷市の約４０戸が一時停電しましたが、約１時間半後に全て復旧したということです。

　県内は大気が非常に不安定な状態が続き、夜遅くにかけて局地的に１時間に３０ミリの激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。
　仙台管区気象台は竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうなどへ注意を呼び掛けています。