仙台市の医療体制について検討する有識者会議が開かれ、救急医療の課題などについて意見が交わされました。

 仙台市の有識者会議は、医療や介護の専門家7人で構成されていて、6日は患者の高齢化に対応した救急医療などが主なテーマとなりました。

 仙台市の救急搬送件数は2020年には4万8649件でしたが、2040年には6万7000件に増加すると推計されています。

 委員からは「救急専門の医師が少ない」「入院期間が15日ほどで長い」「転院する回復期の病院が少ない」などの課題が指摘されました。

 仙台市医療のあり方検討会議安藤健二郎座長「受け取る病院、そういったものの存在がきっとこれから少子高齢化で、そういう機能をきっと必要なんだと思う」

 有識者会議は年度内にあと3回開かれる予定で、4病院移転についても協議するということです。