宮城県議の仁田和廣容疑者が、あっせん利得処罰法違反の疑いで逮捕された事件についてです。

 仁田容疑者が、県議会に郵送した書面には「身の潔白を明らかにし最後まで闘う」などという内容が記されていました。

 この事件では9月27日、宮城県議の仁田和廣容疑者が福島県沖で発生した地震で宮城県塩釜市の水産加工会社にグループ補助金を交付するよう県職員に口利きをし、会社の社長から見返りとして現金50万円を受け取ったとして、あっせん利得処罰法違反の疑いで逮捕されています。

 県議会の関係者によりますと13日昼頃、拘留中の仁田容疑者から郵送で各会派宛てに書面が届けられたということです。

 書面はA4サイズ1枚で「宮城県議会議員のみなさまへ」と題し次のように記されていました。

「相談を受けた方から対価としての報酬を受けっ取ったことは一切ありません。私は一切やましいことはしていません。私は、無実です」「私の政治生命を終わらせるために、県当局と県警本部がでっちあげた事件であり、断じて許すことができません」「自らの身の潔白を明らかにするため、最後の最後まで無実を訴えて闘う決意です」

 書面にはこのように書かれていて、無実を訴える内容となっています。

 仁田容疑者の逮捕を受け、県議会は議員が県職員と接触する際のあり方や、やり取りの記録などについて各会派の代表者が集まり今後の方針を検討しています。