新型コロナの影響で献血をする人が減少し、血液の安定供給が難しい状況にあるとして、日本赤十字社は献血への協力を呼び掛けています。

 28日、仙台市太白区あすと長町にあるkhb本社の前に献血バスが設置され、社員や近所の人たちなどが献血に訪れていました。

 野口ちひろアナウンサー「針を刺すときだけちょっと痛いけど、あとは全然大丈夫です。全然何の不安もなく受けられています」

 宮城県赤十字血液センターによりますと、新型コロナの影響で企業での献血バスの受け入れが減った影響などから献血に協力する人が減少していて、東北地方ではO型の血液381人分が目標数に達していないということです。

 県赤十字血液センター新田光さん「今後は、インフルエンザの感染拡大に伴う献血者の減少が懸念される。定期的かつ継続的な献血への参加を協力してもらいたい」

 青葉区の献血ルームのほか、県内各地を走る献血バスで献血ができます。

 なお、日本赤十字社は、献血時の混雑を避けるため予約や事前に問診ができるアプリを導入していて、コロナ禍でも安心して献血に訪れてほしいと呼び掛けています。